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平安神宮
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自然のきらめき

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自然のきらめき
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野鳥の楽苑
 当宮の神苑は約1万坪(33,000m2)という広さを誇り、明治時代の代表的な名園として名高く、全国津々浦々から年間数10万人の方々に鑑賞していただいています。人の手で生み出された庭園としての造形美はいうまでもありませんが、この1万坪の杜の中には、造られてから100年余りという歴史にもかかわらず、さまざまな自然の生命が息づいています。
 特に鳥類は年間を通じて50種類余りが訪れ、都市のなかでの楽園となっているのです。

瑠璃色に輝く 翡 翠(カワセミ)
カワセミ カワセミは当宮神苑を餌場に、年間を通じて飛来してきます。日本では古くから「翡翠」として親しまれて、胸の緋色(翡)と背中の輝く瑠璃色(翠)が特に印象的な鳥です。自然の山深い場所に行かないと見ることができないように思われがちですが、町のなかの川や泉でも結構見ることができます。ただ体長が15センチぐらいしかなく飛ぶ速度も早いので、なかなか気づかないことが多いのかもしれません。
 ところがこのカワセミが平安神宮では年中飛来してきて、運が良ければその「空飛ぶ宝石」の異名を持つ美しい姿を見ることができます。見つけるポイントはその鳴き声です。「キーキーキー」という、ちょうど自転車の壊れたブレーキの金属音のような声がすればカワセミです。その声を頼りに見つけることができれば、池の畔に立つ木の枝にとまり、見事なダイビングで水中のタナゴやモロコなどの小魚を捕らえるさまを目の当たりにできるかもしれません。

・求愛行動
カワセミ このカワセミが春にはつがいで姿を見せ、オスが餌をとってメスに直接クチバシで食べさせる「求愛給餌」といわれる行動を始めます。雌が一カ所にとどまって普段とは全く違う泣き方を始めます。「私はここにいます」とけたたましく雄を呼びます。しばらくすると雄が小魚を加えて隣にとまり、ちゃんと食べやすいように魚の頭を相手側に向けて口移し。雌が受け取ってくれれば婚姻成立です。
何度か繰り返した後に木陰に移って交尾が行われます。


最強の猛禽類 大 鷹(オオタカ)飛来
鷹 国内では絶滅の恐れがあるとも言われている大鷹が平安神宮の境内や神苑に飛来し、鳩を捕獲しているところが確認されています。
 近辺の山で営巣していて、春に生まれた子供を育てるために餌をとって運んでいると思われますが、境内にはいつも多くの鳩が降りて来ており、この野生を忘れた鳩を狙って格好の餌場としているようです。
 山深いところにしか生息していないと思われていた大鷹が市街地の当宮境内に姿を現すとは驚くばかりで、一見残酷にも思えますがこれも自然のサイクルのなかでの生命の営みなのです。

「オオタカ」−豆知識−(ワシタカ科ハイタカ属)
 環境庁のレッドデータブックでは絶滅危急種に指定されていて、「最強の猛禽類」のタカを代表する存在。黄色く光る目と胸の横縞模様、筋肉質の足が特徴的で、背面は濃い青色をした端正な凛々しさがあります。本来「蒼鷹(アオタカ)」であったのが「大鷹(オオタカ)」になったのではないかとも言われています。


蒼 鷺(アオサギ)の土俵入り(冬季〜初春)
アオサギアップ 鷺は底冷えの厳しい真冬でも、真夏の炎天下のなかでも目にすることができます。
 そのなかでも蒼鷺(アオサギ)は、日本の鷺の仲間では最も大きく、その長身を生かして池のなかを歩いて魚を狙う優雅な姿は見る人を引きつけます。
 この蒼鷺が真冬の寒さの中で少しでも体温を暖めようと、東神苑栖鳳池の辺に建つ貴賓館の屋根に勢揃いします。多い日にはなんと20羽も。みんな東向きに建つ貴賓館の屋根に最初に日が当たることを良く知っているのです。

アオサギ貴賓館 熱をためようと羽を少し広げているところは、中腰に蹲踞するお相撲さんの土俵入りにそっくりで大変愛嬌があります。
 でもおかげで貴賓館の貴重な檜皮葺きは大分痛んでしまいました。


笹五位(ササゴイ)は釣り名人
ササゴイ ねらい 初夏にはこのサギの仲間で、少し変わった特技を持つササゴイが愛嬌のある姿を見せます。
 この鳥は小魚などを餌としていますが、この餌を捕る際、カワムツなどの習性を利用して疑似餌を池に放り投げ、そこへ寄って来たところをすかさず捕食するというもので、くちばしで小枝を拾って来ては岸辺から放り投げ、仕留めるまでは根気強く何度も何度も繰り返すさまは、さながら釣りに熱中する人の姿のようでもあり、学習能力の高さには驚かされるばかりです。
 小魚などを餌としているこの鳥は、カワムツなどの習性を利用して疑似餌を池に放り投げ、そこへ寄って来たところをすかさず捕食するというもので、くちばしで小枝を拾って来ては岸辺から放り投げ、仕留めるまでは根気強く何度も何度も繰り返すさまは、さながら釣りに熱中する人の姿のようでもあり、学習能力の高さには驚かされるばかりです。


本土梟(ホンドフクロウ)迷い込む
本土梟  その名の通り日本列島各地に生息し、森林や人里近くにも繁殖していることが知られています。でも夜行性で俊敏な上、大変用心深いので目の当たりにすることはめったにありません。
 このフクロウが突然昼の日中に、神苑管理所の建物に迷い込む騒動がありました。「猛禽類」の一種ですからその愛くるしい表情とは裏腹に大変どうもうで、素手で捕まえようにも一苦労。ようやくおとなしくなったところで記念撮影だけしてくれて、再び神苑の木立の中へ悠々と戻っていきました。
 定住性が強いフクロウなので神苑の木立に目を凝らせばお目にかかることができるかもしれません。

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